講義詳細
競争力強化マネジメントコース(2020年度)
エネルギー・化学産業と事業連携 (旧名:事業連携)
お申し込みの受付を終了致しました。
日時 |
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定員 | 24名 |
場所 | 水江研修室 倉敷水江170番地 地図はこちら |
料金 | 22,000円(税込み) |
概要1
科目概要:
エネルギー産業や化学産業・鉄鋼業・自動車産業等の諸プラントが立地するコンビナートは、地域の産業集積及び地域雇用の要であり、その衰退と空洞化が地域経済に与える打撃は大きく、コンビナートを生産拠点として維持・強化していくことは、地方創生にとっては必要不可欠である。一方、激化する国際的な競争環境の中で、コンビナートの将来基盤の強化及び国際競争力の向上に向けてエネルギー・化学産業間の事業連携(インテグレーション)構想が加速している。本講座では、コンビナートの再生・強化に向けて取り組むべき今後の戦略と政策課題について考察する。
コンビナートは今、新しい時代を迎えようとしている。それは、①IoTを活用したスマート・コンビナートへの変身、②水素活用拠点としての展開、③複数のコンビナート間を結ぶ地域間連携、などの形で具現化しつつある。本講座では、これらの新しい動きについても解説を加える。
研修目標(科目全般):
石油・石化産業を中心にエネルギー・化学産業を取り巻く経営環境を整理し、競争力の強化に向けた方法や施策について考え、実際に行われているコンビナートでの取り組み事例を修得する。
全国各地のコンビナートで進展している事業連携の先行事例について学習することを通じ て、自らの事業所、自らの地域、自らのコンビナートで今後導入すべき、事業連携にかかわる新たな施策について考察する。
対象とする研修参加者:
コンビナート全体の国際的な競争力を踏まえた将来像を描き、実際に地域全体の最適化を実行する立場にある者。または、近い将来、その立場になることが予想される者
参加対象者詳細具体例
(1) 経営層
(2) マネージャー
(3) グループ・リーダー
科目の特徴:
わが国のコンビナートが生産拠点としての活動を維持し、国際競争力を強化していくための方向性として最近、IoT活用、水素の利活用、地域間連携などが、全国レベルおよび各地域レベルでさかんに提言されている。これらを踏まえて、具体的な事業連携の施策を検討、考察するための教材を新たに開発する。
研修に必要な期間:
1コマ当たり受講期間:90分×総コマ数 4
9:00~16:30(終了17:00)
受講生数:24名
講師:東京理科大学経営学研究科技術経営専攻(MOT)教授 橘川武郎
ティーチング・メソッド:座学、全体ディスカッション
概要2
コマ1~4:石油・石化業界の競争環境と競争力強化に向けた取組み
エネルギー・化学産業が直面する国際的な競争環境と現状について分析し、考察する。さらに、競争力強化に向けて取り組むべき課題、方策を立案するためのスキルを修得する。
2021年度講座講義概要
競争力強化マネジメントコース
新事業創出マネジメント
新製品の研究・開発と実用化、新事業創出などはイノベーション・プロセスとして捉えることができる。研修は以下の内容で構成される。
・イノベーションの概念とイノベーションがマネジメントの対象と成り得ることを理解し
・イノベーション・マネジメントに有効なものの考え方と方法論を習得する
・イノベーションの重要な核となる研究・開発に重点をおきマネジメントの要点を整理する
・習得したものの考え方や方法論を成功および失敗の事例に適用してその効用を検討する
研修目標: 本研修では、以下を目標とする。
① 企業の持続的発展におけるイノベーションの必要性の理解
② イノベーションの本質を理解し、適切にマネジメントを行うことの重要性の理解
③ イノベーションが実現する確率を高めるための基本事項の理解
対象とする研修参加者:
企画・管理部門、研究・開発部門、研究・開発の企画、管理部門、事業部門(SBUなど)などのリーダーおよびスタッフ
科目の特徴:
・将来の事業構想を考える上で有用なシナリオ・プランニングについては具体的手法を解説する。
・技術を核とした新事業創出を目的として、研究・開発の入口(着想、構想)から出口(実用化、製品化、事業化)までをイノベーションのプロセスとして捉え、全体をマネジメントするために必要なもの考え方を習得する。
収得に必要な期間:
一コマ当たり受講時間90分X総コマ数8=12時間(2日)
9:00~16:30(最終日17:00)
受講生数:24名
ティーチング・メソッド:座学と演習、ディスカッション
講師:久保元伸(元山口大学大学院技術経営研究科・教授)
コマ1:イノベーション・マネジメント ・イノベーションの理解とそのマネジメントについて必要な事項を解説する。
・イノベーションとは
・イノベーションの記述
・イノベーション・モデルの進化
・イノベーション・プロセスのマネジメント
コマ2:シナリオ・プランニング(1)
企業や組織を取巻く不確実性の大きい環境の中で将来のことを検討する場合に有用な「ものの考え方」と「実践の手法」であるシナリオ・プランニングについて本講を含めた「シナリオ・プランニング(1)~(4)」で解説する。
本講では以下について解説する。
・シナリオ・プランニングはどの様な状況下で何の役に立つものなのか
・シナリオ・プランニングとは何か
・シナリオ・プランニングの企業における活用例
・予測とシナリオは何が違うのか
コマ3:シナリオ・プランニング(2)
本講ではシナリオの作成技法について関連する手法やツールも交えて解説する。
・シナリオ・プランニングの作成技法について8つのStepに分けて具体的に解説する。
コマ4:シナリオ・プランニング(3)
シナリオ・プランニングが企業や組織でどのような問題意識で作られたのか、シナリオ・プランニングを導入することでどのように意思決定の質が変化して既存の計画が見直されたか、などの事例を紹介する。
コマ5:シナリオ・プランニング(4)
シナリオ・プランニングについての総括、復習を目的にした簡単な演習問題に取組む。
余裕があればシナリオ・プランニングについての質疑応答の時間を設ける。
コマ6:研究・開発マネジメント(1)
技術を核とするイノベーションの源泉である研究・開発活動について、マネジメントの必要性とそれに有効な枠組みや手法などについて解説する。
・「研究・開発マネジメント」の必要性
・「研究・開発マネジメント」に有効な手法、指標と適用に際しての留意点
コマ7:研究・開発マネジメント(2)
研究・開発のゴールである事業化ついて俯瞰して全体を構想する視点について学ぶ。
視点として
① 事業モデルと付加価値連鎖
② 製品・工程のアーキテクチャ
③ 生産財マーケティング ・・・・などを取り上げて解説する。
コマ8:事例検討
新製品開発の成功、失敗事例を対象にこれまでに解説した思考の枠組みなどがどの様に活用できるかについて検討、考察する。成功事例のケーススタディー資料は事前に配布するので受講前に必ず読んでおくこと。
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