講義詳細

安全・安定運転上級コース(2018年度)

APT(運転体験)Bコース

お申し込みは開講一ヶ月前までにお願いします。

日時
第一回
2017年1月22日(日)~2019年1月23日(水) 講義終了
定員 16名
場所 栄研修室 倉敷市水島東栄町12-46 臨鉄ビル 地図はこちら
料金 54,000円(2日間)(税込み)

概要1

科目概要:

パソコン上に構築した各種化学プロセスをシミュレーターを使い、運転技能訓練を行う。

現場では簡単に経験出来ない設備変更や操作変更そして 条件変更により運転経験を深め、異常現象にも対応できるスキルをあげ、プラントの安全を高めていく。

本コース(Bコース)ではポンプ、往復動圧縮機、冷凍機、反応器、特殊蒸留塔をテーマとしている。

反応は除熱制御に加えT社事故やM社事故を踏まえ、反応そのものの制御も行う。特殊蒸留では共沸蒸留や抽出蒸留などを含み、蒸留の技術、技能の向上を図る。

研修目標(科目全般):

日常運転業務では体験困難なプロセスの違いや設備の違いを体験し、そのプロセスを深く理解すると共に、体験頻度の少ない

「能力変更」「条件変更」「非定常運転操作」「運転異常・トラブル」をシミュレーション上で疑似体験することにより、プラント運転実務の経験を補い、早期育成の一助とする。

 パソコン上に表示されているプロセスフローとそのフロー上に設置された原料条件や計器を調整してスタートアップや原料条件変更、温度、圧力等の条件変更を自ら行い、

 プラント状態の安定性を維持することにより、プラント内の流体の挙動を理解する。

 この科目はAPT:Advanced Process Technologyと称する。

 この科目を受講して、下記の実力が身につくと、受講成果に達したと考えられる。

 (1)プラントを構成する単体機器の機能の理解とその機能を決定する条件の把握

 (2)単体機器の部分的故障等の異常・トラブル時に発生する現象の把握とその対応策(定常状態へ復帰操作)の理解

 (3)単体機器の最適運転条件の設定、スタートアップ、停止等の非定常作業の最適操作手順の組み立て能力

 

 そしてその理解により、より安全で効率的な条件を求め、その条件を達成することにより、安全で経済的な運転状態を理解する 

 本科目はAコースも受講するとより効果があがる  

 化学工学基礎コースや現場の化学を受講していると理解がより深まるし、化学工学や現場の化学を理解する助けにもなる

 

対象とする研修参加者:

 石油関連事業及び化学関連事業の装置産業の従業員

 (1) 設備の運転・設備管理に従事する運転員(定員化2~8年経過者で中核運転員を主体)

 (2) 保全技術者及び管理部門スタッフ 

 視点を定めて参画する場合はプラントの設計技術者にも大変有効であり。研究開発者にも有効である

 

科目の特徴:

 プラントシミュレーターであり、流体の挙動を十分織り込んで設計されているので条件変化に対するプラントの変化が把握できるのが最大の特徴である。

 実際には体験ができないプラント条件変更、異常な変更を疑似体験も可能である。

 

研修に必要な期間: 

 全2日間  9:00~17:00 (昼食1時間、休憩30分を含む)

 講義時間 午前180分、午後180分 所要時間はコマ毎に変わる

 

受講生数:16名(4名/チーム × 4チーム)

 

講師:  古川 勝啓(元旭化成、現山陽技術振興会)

ティーチング・メソッド:座学とコンピューターシミュレーション

 シミュレーション 研修システム

 グループ・個人体験用端末PC増設可能

 

 

概要2

コマ1:液送ポンプ運転体験 (初日9:00~11:30)

ポンプはどのプラントにもある標準の機器である。それだけにポンプを有効に使いたいと思うものであるが、有効に使われているかは配管の仕方とポンプの運転の仕方で決まってくる。遠心式(ボリュート)ポンプの動的特性と性能を確認し、ラインの違いの影響も確認しながら、どう使うのが好ましいか検討されたい。

 操作体験テーマ

 (1) ポンプ1台 2台運転切り替え操作

 (2) 高ヘットポンプの使用操作・・・高所への輸送

 (3) ブースターポンプの操作・・・遠方への輸送

 (4) 全ポンプ使用での最大流量

 (5) 使用配管変更による最大流量変化

 

コマ2:往復動(レシプロ)圧縮機運転体験 (初日11:30~12:15  13:15~14:00)

 ガスの昇圧はアンモニアやLDPE生産では重要な技術であり、機器の制作においても神経を使うものである。このような機器はプラント能力の律速となり易く、又、

 安全を守る機器ともいえ、運転員も機器の設計限界を知っておきたいものである。流体としてエチレンガスを取り上げた。目標圧力が高いので2段圧縮となっている。

 定常運転と機器が不安定になる要因を検討し、実感して欲しい。

操作体験テーマ

 (1) 高圧運転・・・吐出圧変更

 (2) 処理能力調整「吸入圧力」「回転数」

 (3) 処理能力調整「クリアランス ポット開閉」・・・有効容積の変化

 (4) 処理能力調整「バイパス」操作

 (5) 中間熱交換器冷却条件変更

 

コマ3:ターボ冷凍機運転体験 (初日14:15~15:30)

  圧縮機の利用例として冷凍機がある。プラント負荷の変化に冷凍機でどう対応するかをスタディする。

 操作体験テーマ

 (1) プラント負荷を変動させて対応する。

 (2) 冷媒変更による違いをスタディする。

 

コマ4:反応と生産制御体験(初日15:30~16:30   二日目9:00~11:00)

 反応を取り上げる、反応は発熱反応と吸熱反応とに分けられる。その違いにより、生産制御も異なってくる。発熱反応においては暴走反応に陥らない事がポイントであり

 吸熱反応においては失速に陥らない事が要点になる。

 操作体験テーマ

 (1) 吸熱反応と生産制御

 (2) 発熱反応と生産制御

 (3) 品質制御と異常診断

 

コマ5:事故再現と反応制御体験 (二日目11:15~12:15)

 T社塩ビ事故では蒸留塔の大幅な負荷変動で塩化エチレンが上昇し、塔トップより留出槽に溜まった事が第一の原因と言われる。

 留出槽での反応発生、温度、圧力急上昇、M社レゾルシン事故では緊急停止の設計不良で熱分解から温度、圧力急上昇した。事故に対応出来なかったかを検討する。

 又、反応制御の技能訓練を行う。

操作体験テーマ

 (1) T社留出槽反応暴走と対応

 (2) M社反応器反応暴走と対応

 (3) ベンゼンの水添反応と制御

 

コマ6:特殊蒸留の理解と運転体験 (二日目13:15~16:30)

   三成分蒸留とサイドカット、付属設備の意味の理解と効果そして共沸現象の理解と対応の方法を学ぶ。

 操作体験テーマ

 (1) 三成分蒸留とサイドカット

 (2) サイドクーラーとサイドリボイラーの運転と効用

 (3) 共沸蒸留塔の意味と運転

 (4) 抽出蒸留塔の意味と運転

 

 

 

お申し込みは開講一ヶ月前までにお願いします。

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