講義詳細

リスクマネジメントコース(2018年度)

製造設備のリスクマネジメント

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日時
第一回
2018年8月28日(火)~2018年8月30日(木) 講義終了
定員 20
場所 栄研修室 倉敷市水島東栄町12-46 臨鉄ビル 地図はこちら
料金 64,800円(税込み)

概要1

科目概要:

 石油化学製造設備などの複雑系の安全性を確保し、向上させることは極めて重要である。本講座では、リスクの基本的な考え方を紹介するとともに、

 システム的安全管理の考え方を提示する。FTA(定量的危険評価手法)、HAZOP(定性的危険評価手法)等の危険評価手法についても解説する。

 また、独立防御層によるリスク軽減について概説する。さらに、変更による事故を紹介し、変更管理の重要性について学習する。

 

研修目標:

 製造設備におけるシステム的安全管理の考え方、危険評価手法を習得するとともに、化学事故や高圧ガス関連事故の危険性について理解を深める。

 

対象とする研修参加者:

 石油化学関連企業、石油関連産業の製造現場のリーダー

 参加対象者詳細具体例としてはマネージャー、若手スタッフ、グループ・リーダー

 

科目の特徴:

 プラント・プロセスがますます大規模・複雑化し、潜在的危険性が増大している。このような状況に対して、高度な専門性と幅広い視点を持った人材による

 危険予知と安全対応が必要となる。そのためには、安全の基本を理解し、高度で体系的な安全知識と安全技術を持ち、それを活用できる理解カを持った管理者、

 技術者が必要である。本科目は、リスクマネジメントに関して、リスク評価、安全対策・設計、変更管理について体系化している。

 

背景と特色:

 我が国は、絶対安全の考えの基に安全管理を実施している。その結果、リスクに関する認識・知識に乏しい。

 しかし、近年は、目標設定型社会であり、リスクを基礎とした安全管理、設備管理が要求されている。

 本講義では、リスクの定義、リスク解析手法、リスク情報を基礎とした安全設計・変更管理について、座学と演習による講義を実施する。

 特に演習を重視する。演習は、目で見る講義、体験講義と同様に理論、手法を理解するために有用である。

 水島地区コンビナートにおいては、いくつかの企業において、安全確保のために既設プラントに対して、セーフティレビューを実施している。

 また、各種設備に対してシステム的リスク評価を実施している。これら企業を含め、今後の安全管理に対して貢献できる可能性が大きい。

 

習得に必要な期間:

 一コマ当たり受講時間90分X総コマ数12=18時間(3日)

 9:00~16:30(最終日17:00)

 

受講生数:20名

 

ティーチング・メソッド:座学と演習

 

講師:岡山大学 鈴木和彦教授、東洋エンジニアリング 角田浩氏、元千葉科学大学客員教授 大野晋

概要2

各コマ概要:

コマ1:リスクと安全管理     90分 第一日9:00~10:30

    リスク、安全管理について概説する。製造設備の安全性を向上するためには、安全性(危険度)の尺度、すなわちリスクを明確化することが必要である。

    本講義では、リスクについて理解し、システム的安全管理とリスクの関係を理解する。

 

コマ2:定性的リスク評価概要   90分 第一日10:45~12.15

    リスク評価には定性的リスク評価と定量的リスク評価がある。本講義では、定性的リスクについて概説し、

    定性的リスク評価の手法(What-if、HAZOP、FMECAなど)解析手順、特徴について説明するとともに、使い方について学習する。

    定量的危険評価について概説するとともに、代表的な手法であるFTA(Fault Tree Analysis、ETA(Event Tree Analysis)等の手法を紹介し、使い方について学習する。

    定量的危険評価手法の一つであるFTAについて、簡単な例題で演習し、その手順を理解する。また、定量的リスク評価の基礎となる信頼性工学の基礎を理解する。

 

コマ3、4:変更管理と事故その1,その2  120分 第1日 13:15~16:30

    プロセスは技術の進展、原材料の変化、経年変化並びに、プロセスを取り巻く物理的環境、社会環境等が変化し、当初想定した事故防止の対策が

    それらの変化に対応していないところにリスクが生じ、最悪の場合事故となって顕在化する。

    目まぐるしい変化に対応するためには変更管理の重要性を認識する必要がある。本講義では変更管理の重要性、変更管理の手法を概説するととともに、

    過去の事故事例要因を解説し、管理抜けがないようなシステムを構築しなければならない。

 

コマ5:HAZOP         90分 第二日 9:00~10:30

    定性的危険評価手法の代表的な手法であるHAZOP(Hazard and Operability Study)は、プラント設計時、既設プラントの危険評価、変更管理時の

    危険評価に適用されている。本講義ではHAZOP解析手順の詳細を解説する。

 

コマ6:非定常HAZOP     90分 第二日 10:45~12:15

    プロセスプラントのスタートアップやシャットダウンという非定常時には、誤操作等によって事故が起こり易いと言われる。

    本講義では、非定常操作のリスクアセスメントにHAZOPを応用する手法を解説する。

 

コマ7、8:HAZOP演習1、2  120分 第二日 13:15~16:30

    HAZOPを効果的に実施するために、HAZOPスタディ運営の基本を解説する。

    簡単な例題を用いてHAZOPスタディの演習を行い、HAZOPスタディ手法の基本を身につける。

    連続プロセスおよび非定常時のノードの設定、原因・影響解析、対策の考え方について学習する。

 

コマ9,10:HAZOP演習3,4   120分 第三日 9:00~12:15

    簡単な例題を用いてHAZOPスタディの演習を行い、「ずれ」を引き起こす原因の同定、「ずれ」の結果システムに起こる影響、対策の妥当性の判定等、

    HAZOPワークシートの適切な記述方法を学習する。

 

コマ11:安全計装システム1  90分 第三日 13:15~14:45

     安全計装システム(Safety Instrumented System (SIS))を導入する際、「SIL割り当て」および「SIL検証」で構成されるSIL(Safety Integrity Level)スタディを行う。

     本講義では、SILスタディの基本的なアプローチを解説する。

 

コマ12:安全計装システム2     90分 第三日 15:00~16:30

    「SIL検証」において、作動要求発生時平均失敗確率(PFDavg)を計算することによって、安全計装システムの信頼性を維持するための機能試験の頻度を決定する。

     本講義では、PFD計算の基本を解説する。

 

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