講義詳細

安全・安定運転基礎コース(2019年度)

トラブル事例分析による事故災害の未然防止

お申し込みは開講一ヶ月前までにお願いします。

日時
第一回
2019年5月8日(水)~2019年5月10日(金) 講義終了
第二回
2019年7月17日(水)~2019年7月19日(金) 募集中
第三回
2019年9月18日(水)~2019年9月20日(金) 募集中
第四回
2020年2月12日(水)~2020年2月14日(金) 募集中
定員 24名
場所 水江研修室 倉敷水江170番地 地図はこちら
料金 64,800円(3日)(税込み)

概要1

科目概要:

 危険に対する感受性や予測性は、製造現場でこれまでに発生したトラブル(放置すると事故から災害へと拡大)やヒヤリハット事例をどれだけ多く知っているか、またその知識を如何に自分の知恵として活用できるかによるところが大きい。本科目では製造現場従事者が知っておくべき過去のトラブルやヒヤリハットの事例について、受講者自身が事例の分析、討論及び発表を通じて紙上体験することにより、危険に対する感受性や予測性を高め、トラブルの未然防止能力と問題点の早期発見能力を高めるとともに、ひいては緊急時対応能力の向上に繋げる。

研修の目的:

 製造現場従事者の危険への感受性や予測性を高めるために、トラブル事例やヒヤリハット事例を「将棋倒し分析法」を用いてグループで討論・分析する。得られた分析結果を獲得すべき知恵として整理し、そのKnow-Whyを教訓にすることにより、トラブルの未然防止能力や早期発見能力が身につき、事故災害は未然に防止出来るの信念を獲得し、トラブルプリベンターに変身することを目的とする。

    (1)トラブルプリベンターの必要な6つの資質を5段階に定量化し、受講前後の成長を自己評価し、 レーザーチャートで見える化する。

      (2)トラブル・ヒヤリハット事例分析法の1つとして新規開発の『将棋倒し分析法』の習得

     *『災害発生時必ず連鎖あり⇒連鎖の断ち切り⇒事故・災害の防止』を理解。

            *トラブル・ヒヤリハット事例の原因が『事故・災害発生基本経路』に収斂可能を理解し、

                  トラブル・ヒヤリハットを未然防止する原則が本質安全、制御安全、教育訓練安全になる事を理解。

      (3)トラブル・ヒヤリハット事例のグループ別将棋倒し分析の実践

            *事例分析作業のグループ討議を通じて、危険性を実感⇒トラブル発生時の対応能力up

            *15~17件のトラブル・ヒヤリハット事例を紙上体験⇒自分の知恵として体得。

      (4)事例分析結果の活用

            *事例のKnow-Whyを獲得すべき知恵として整理⇒トラブルの未然防止能力・早期発見能力向上

対象とする研修参加者:

 主として石油化学、石油精製、一般化学企業の従業員で、入社2~20年目の中核運転員、保全技術者および関連企業の従業員。

科目の特徴:

(1)トラブル・ヒヤリハット事例は「事故・災害発生の基本経路」に整理しうることを基本としていること。

(2)トラブル・ヒヤリハット事例の要因分析法の1つとして開発した「将棋倒し分析」を用いること。

(3)受講者を3~5人/班にグループ分けし、事例を班別で討議し、結果を発表することにより、全員に15~17件のトラブル・ヒヤリハット事例を紙上体験させること。

(4)トラブル・ヒヤリハット事例を、「設備」、「物質・現象」、「人」の3要素に体系的に分類し、分析させること。

(5)トラブル・ヒヤリハット対策の3原則(本質安全・制御安全・教育訓練安全)を、分析を通じて理解させること。

(6)多数の分析結果から得られる「Know-Why」を獲得すべき知恵として整理させること。

(7)トラブルプリベンターの必要資質を5段階で定量化したこと。

(8)一人ひとりの命の大切さを痛感してもらうこと。

研修に必要な期間:

 一コマ当たり受講時間90分X総コマ数12=18時間

 9:00~16:30(最終日17:00)2、3日目は8:30から9:00迄前日の補足実施

受講生数:20名

ティーチング・メソッド:座学とグループ討議

講師:森本厚吉(元ジャパンエナジー訓練センター講師、計装コース教材開発者)

   樅野喜治(元ジャパンエナジー訓練センター講師、運転コース教材開発者)

   桑名 勉 (元ジャパンエナジー訓練センター講師、設備・保全教材開発者)

   若林 茂(元ジャパンエナジー法定エネルギー管理士、生産管理担当者)

概要2

各コマ概要:

コマ1:オリエンテーションと事故・災害発生基本経路

 本科目受講の意義と、過去に発生したトラブル事例の将棋倒し分析手法、さらにトラブル原因が無知と油断を出発点とする「事故・災害発生基本経路図」に収斂することを理解し、

 危険に対する感受性・予測性の醸成が重要であることを理解する。    

コマ2:将棋倒し分析の学習(事例;静機器) 

 設備の中で静機器が関係するトラブル・ヒヤリハット数事例を採り上げ、講師主導で将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として

 体得する具体的手順を理解する。 

コマ3:将棋倒し分析の演練1(事例;動機器)

 設備の中で動機器が関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、グループで将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。 

コマ4:将棋倒し分析の演練2(事例;計装・電気機器) 

 設備の中で計装・電気機器が関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、グループで将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。 

コマ5:将棋倒し分析の演練3(事例;毒ガス、劇・毒物、危険物) 

 物質・現象を視点とする事例の中で毒ガス、劇・毒物、危険物が関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。   

コマ6:将棋倒し分析の演練4(事例;身近な物質の怖さ) 

 物質・現象の中で身近な物質で一見安全に見える水、スチーム、空気、窒素の怖さに関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。 

コマ7:将棋倒し分析の演練5(事例;相変化・液膨張)

 物質・現象の中で相変化・液膨張が関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。 

コマ8:将棋倒し分析応用1(事例;静電気・劣化)

 物質・現象の中で静電気・劣化に関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。  

コマ9:将棋倒し分析応用2(事例;運転管理)     

 人を視点とする事例の中で運転管理が関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。      

コマ10:将棋倒し分析応用3(事例;工事)     

 人を視点とする事例の中で工事に関係するトラブル・ヒヤリハット事例を採り上げ、将棋倒し分析することにより、事例から得られる教訓、原理原則などを獲得すべき知恵として体得する。

コマ11:感受性・予測性     

 コマ2~10の将棋倒し分析結果をベースに、安全とは、感受性とは、予測性とは何か、またこれを高めるために何をすべきかをグループ討議と結果の発表により、自分を積極的に変革させる。

コマ12:まとめ

 前コマまで討議してきた大部分のトラブル原因はコマ1で示した事故・災害発生の基本経路図に収斂し、「人がキー」を理解する。さらに、理解度テストを行い、理解度不足部分を整理する。

アンケート・修了書授与

参考図書等

① 浅見芳男著 『生産現場がやさしく分かる本』 高圧ガス保安協会 1998年初版

② 倉敷市コンビナート防災審議会 答申書 平成17年3月22日

   『水島コンビナートの事故防止対策について~現状解析と対応策~』

③ 失敗知識データベース整備事業 『失敗知識データベース』科学技術振興機構ホームページ

④ 中央労働災害防止協会などのホームページ

⑤ LPガス1次、2次基地における ヒヤリ・ハット事例集(日本LPガス協会)

⑥ 化学プラントの安全対策技術Vol4 事故災害事例と対策(化学工学協会編)

⑦ 水島コンビナート事業所 設備管理事業報告書

⑧ 高圧ガス保安協会ホームページ 高圧ガス事故情報

お申し込みは開講一ヶ月前までにお願いします。

受講者募集 あなたの企業の、頼りになる人材を育てる! 実習・体験・グループ討議重視で物作りの技術と安心感度を高めます。