講義詳細

安全・安定運転基礎コース(2019年度)

現場の化学

お申し込みは開講一ヶ月前までにお願いします。

日時
第一回
2019年8月8日(木)~2019年8月9日(金) 募集中
定員 24名
場所 水江研修室 倉敷水江170番地 地図はこちら
料金 43,200円(2日)(税込み)

概要1

科目概要:

 残念ながら化学プラントに事故はつきものと言われる。そして事故が起こると必ず上司から化学を知らないと叱責される。本当に知らないのだろうか。化学プラントはハード(装置、機器etc)、ソフト(電気、計装、シミュレーションetc)そして人間により運転されている。その運転対象が化学物質であるが、装置内は見えないことが多い。出勤してパネル計器を触り、たまに現場に出てバルブ操作をして退社する。その繰り返しが実情であろう。結果として扱っている化学物質は忘れられがちである。化学物質とは読んで字の如く、化ける物質である。状態、状況によって予定外の物質に変化する。出勤したら扱う化学物質の環境を認識する習慣を持ちたいものである。化学物質を知っていると言っても完璧はない。大事なのは原理、原則を知る事である。時々、化学物資を認識、もしくは再認識する事が大事である。

 化学物質の物理的挙動は化学工学の対象であり講座があるが、化学物質そのもの、即ち、性質、構造、反応も大事な要素である。つまり、化学物質とは何かを知る必要がある。この為、本講座を開設した。

 化学物質を知ることが基本の基本であり、この基本を教えるのがこの講座の概要である。そして事故が何故起こるか。反応が何故起こるかについても紹介する。これらの基本や反応の基本を知ることが安全の一層の向上、経済性の一層の向上につながると確信する。

研修目標(科目全般):

 化学プラントで扱う流体とは化学物質である。この化学物質は物性を示す最小粒子の分子から成り立っている。分子の理解により物理的性質は理解される。

 分子は原子からできている、原子の概略を理解すれば、化学的性質を理解し、反応も理解出来るようになる。

 すべての元は質量保存の法則だが、化学プラントにおいてはモル基準の質量保存則を理解することから始まる。気体も気液平衡も反応もすべてモル基準で考えることが重要であり、反応も理解出来る事となる。

 分子とモルは密接につながっているので気体、液体の挙動の理解が深まる。

 原子と電子を知る事で反応性とは何かを理解出来るようになり、イオン化とか酸化、還元も身近なものになる。酸、塩基が判るようになる。その中に有機物質がある。

 化学物質においてもエネルギー保存則が成立する。これにより反応とは何かが一層見えてくる。原料、溶媒、製品以外にプラントには色々の化学物質が存在するが、何故存在するのかが見えてくる。想定外の物質が出来ても対処が可能となり、プラントを安定化させることが出来る。

 この講座の受講により保安・防災管理を受講する一助となる。

 化学工学基礎コースやAPT講座の理解がより深まる。

対象とする研修参加者:

 石油関連事業及び化学関連事業の装置産業の従業員

 新入社員及び1-4年在籍社員

 化学をもう一度勉強しなおしたい人

科目の特徴:

 プラントで扱う化学物質の成り立ちと化学的挙動を理解し、原料、製品のみならず、中間生成物、副生物などについても理解し、対処することにより、経済性、安全性を高める。

研修に必要な期間: 

 全2日間、9:00~17:00

 コマ1 「化学物質とは何か」      初日   9:00~15:30

 コマ2 「化学変化はなぜ起こるのかⅠ」 初日  15:30~16:30

 コマ3 「化学変化はなぜ起こるのかⅡ」 二日目  9:00~12:00

 コマ4 「反応が生じると事故に繋がる」 二日目 13:00~16:00

受講生数:24名

講師: 古川 勝啓(元旭化成、現山陽技術振興会)

ティーチング・メソッド:座学及び演習

概要2

科目概要

1.コマ1:化学物質とは何か

     1. 原子

     2. 原子の結合

     3. 分子結合

     4. 三態変化と気体の化学

     5. 液体の化学

     6. 高分子、巨大分子

 

2.コマ2:化学変化は何故起こるのか Ⅰ

     1. 化学反応とは

     2. 金属結合、イオン結合の反応

     3. 共有結合、極性物質及び廃位結合の反応

 

3.コマ3:化学変化は何故起こるのか Ⅱ

     1.有機物の構造

     2.有機物の反応

     3.エンタルピーによる反応性評価

 

4.コマ4:反応が生じると事故に繋がる

     1. 反応熱

     2. 高活性化学物質の危険性

     3. 反応プロセスの危険性

     4. 反応工程以外の危険性

     5. 異常の兆候と対応

お申し込みは開講一ヶ月前までにお願いします。

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